入所リハビリテーション

Inpatient rehabilitation

入所リハビリでは、要介護者の在宅復帰や生活療養支援を目的に、心身機能の維持向上に向けたリハビリを提供します。専門スタッフがリハビリ機器を用いた訓練から日常生活での動作支援まで、多角的なケアを提供し、自立した生活をサポートします。

入所リハビリテーション 特長

01

短期集中リハビリ

入所後3ヶ月間、短期集中リハビリを実施。ご利用者と目標を共有しながら進めます。たとえば、トイレ動作を練習しオムツからリハビリパンツへ移行するなど、自信につながるサポートを行います。

02

中庭の活用

中庭では、草花を眺めながら外気浴を楽しむほか、通路での歩行練習が可能です。自然に触れることで心が落ち着き、生活リズムが整うだけでなく、昔の記憶を呼び起こす効果も期待できます。

03

食事を楽しむ

月1回のお楽しみメニューや誕生日ケーキなど、食事を楽しむ工夫を凝らしています。制限食への対応も可能。管理栄養士が一人ひとりに合ったメニューを提供し、食べる意欲を引き出します。

04

医師と看護師が在籍

看護師が24時間常駐しており、経管栄養や吸引が必要な方への対応も可能です。地域の専門医とも連携しており、ご家族にも安心していただける万全な医療体制を整えています。

健康と自立を支える
3種の療法士

作業療法士
日常生活の訓練

作業療法士

動作訓練を通じて在宅復帰を目指します。また料理や楽器演奏などの作業を通じて、心身の回復や自信の向上を促します。

理学療法士
身体機能の改善

理学療法士

運動療法を通じて、歩行や立ち上がりなど基本動作の回復を支援。日常生活の質を向上させるリハビリを提供します。

言語聴覚士
口腔の機能向上

言語聴覚士

「話す」「食べる」機能を訓練し、生活の質を向上。言語・嚥下障害のリハビリを専門的に行い、日常生活をサポートします。

提供可能な医療処置

日常的な対応

  • インシュリン注射
  • 褥瘡など皮膚トラブルへの処置
  • 痰の吸引
  • 胃瘻などを使用した経管栄養
  • ストーマ装具の貼り換え
  • 尿道バルーンカテーテルの管理・入れ替え
  • 血液検査(※平日のみ)

状態悪化への対応

  • 末梢ルートからの注射・点滴
  • 抗生剤の点滴投与
  • 酸素吸入

リハビリの種類

運動機能訓練

関節可動域訓練やストレッチ、筋リラクゼーションを実施。クッションなどを活用して座る・寝る姿勢を安全に保持するポジショニング調整も行い、一人ひとりに合った方法で機能回復を目指します。

日常生活動作訓練

ベッドから起き上がる動作や、イスから立ち上がる動作の練習を行います。また、トイレでの立ち座りや立った状態での下衣の着脱などの訓練を通じて、日常生活の自立をサポートします。

パワーリハビリ・物理療法等

筋力を高めるパワーリハビリ機器や、自転車型エルゴメーターを使用したトレーニングを実施。ホットパックでの温熱療法で、身体を温めリラックス効果を促します。

言語機能訓練・嚥下機能訓練

失語症や構音障害などで言葉が出づらい方への言語訓練を行います。また、嚥下機能訓練や口腔ケア指導も実施。ご本人の状態に合わせた食事内容の選定や介助者への食事補助方法の指導など、多方面から支援します。

テレビ体操・レクリエーション

DAMエルダーシステム(通信カラオケ機器)を活用した介護予防・健康増進プログラムを実施。そのほか、ボールを使った運動、脳トレプリント、季節の飾りづくりなど多彩なレクリエーションを用意しています。

1日の過ごし方

  • 07:00起床
  • 07:50食事前の挨拶・嚥下体操
  • 08:00朝食
  • 09:30体操、個別リハビリ(入浴:一般浴/曜日替わり)
  • 10:00紅茶
  • 11:50食事前の挨拶・嚥下体操
  • 12:00昼食
  • 13:30(入浴:機械浴/曜日替わり)
  • 14:00レク、個別リハビリ(音楽体操、集団レク、卓上レク、生活リハビリ、外出企画等)
  • 15:00おやつ
  • 17:50食事前の挨拶・嚥下体操
  • 18:00夕食
  • 20:00就寝

年間行事

納涼

夏の涼を楽しむイベントです。屋台形式のおやつや夏祭りのレクリエーションで、季節を感じていただけます。

敬老

ご利用者の長寿を祝うとともに、感謝を伝える行事です。節目の方のお祝い、職員によるダンスやビンゴ大会、リズム体操などを楽しめます。

クリスマス会

クリスマスのお祝いを通じて、楽しいひとときを提供します。牧師さんのお祈りや職員によるアトラクションが好評です。

よくある質問

対象としては、病状の安定した介護保険の要介護認定を受けている方で、要介護1~5の区分の方です。
介護保険上の期限はありませんが、終身の場所ではなく3か月ごとに利用状況等について判定を行い、必要な方にはサポートを継続させていただきます。老健は在宅復帰を目的とした中間施設として位置付けされています。
入所後3か月は短期集中リハビリテーションとして週3回対応させていただきます。1回につきおおよそ20分間となっています。専門職のリハビリ以外にも現場職員と連携して行う生活リハビリや、ご利用の方自身に行っていただく自主的なリハビリ等も相談し提供させていただきます。
在宅での生活に戻られるにあたっては、担当ケアマネジャーを通じて必要な在宅サービスの調整等相談をさせていただきます。通いサービス、短期入所サービス、訪問サービス等ございます。お気軽にお問い合わせください。
ご利用される方やご家族の方が安心してサービスが受けられるよう丁寧な対応を心がけています。また、多職種連携のもとご利用者の自立した生活をサポートさせていただきます。

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